余命8ヶ月。
お兄ちゃんに電話しなくちゃ。
その時、小戸森さんの言葉が浮かんできた。
『生きたいように生きればいい。』
ついさっき小戸森さんにそう言われたんだ。
小戸森さんは昨日も今日も私の悩みに答えを出してくれた。
なのに無視なんて·····よくない。
私は“今”やりたいことをするんだ。
「もしもし?お兄ちゃん?」
「桜音羽!?どういうこと?なんで先輩といるの?」
私は正直に話した。
「私ね、“今”やりたいことを探してるの。
·····だから、今日は遅くなってもいいかなぁ?」
文章がめちゃくちゃ。
これじゃあお兄ちゃんには伝わらない。
しばらくの沈黙の後、スマホから声が聞こえた。
「桜音羽には後悔しないで欲しい。
だけど·····ふたつだけ約束して。
何かあったら必ず連絡する。
それと2時間後くらいに迎えに行くからいる場所を連絡すること。」
お兄ちゃんが許してくれた。
「うん、ありがとう。」
私は電話を切った。
もうそろそろ10分経つかな。
私は会場を出てスマホのナビをつけた。
それから歩いて15分後、「多分·····ここだよね。」私はお店に着いた。
店員さんは慣れた様子で私を素早く奥の部屋へ通してくれた。
「おいで。」
その時、小戸森さんの言葉が浮かんできた。
『生きたいように生きればいい。』
ついさっき小戸森さんにそう言われたんだ。
小戸森さんは昨日も今日も私の悩みに答えを出してくれた。
なのに無視なんて·····よくない。
私は“今”やりたいことをするんだ。
「もしもし?お兄ちゃん?」
「桜音羽!?どういうこと?なんで先輩といるの?」
私は正直に話した。
「私ね、“今”やりたいことを探してるの。
·····だから、今日は遅くなってもいいかなぁ?」
文章がめちゃくちゃ。
これじゃあお兄ちゃんには伝わらない。
しばらくの沈黙の後、スマホから声が聞こえた。
「桜音羽には後悔しないで欲しい。
だけど·····ふたつだけ約束して。
何かあったら必ず連絡する。
それと2時間後くらいに迎えに行くからいる場所を連絡すること。」
お兄ちゃんが許してくれた。
「うん、ありがとう。」
私は電話を切った。
もうそろそろ10分経つかな。
私は会場を出てスマホのナビをつけた。
それから歩いて15分後、「多分·····ここだよね。」私はお店に着いた。
店員さんは慣れた様子で私を素早く奥の部屋へ通してくれた。
「おいで。」