余命8ヶ月。
・・・・・・・
気まずい····。
喋るのも苦手だし私にマイナスのイメージしか持ってない人とどう話せば…。
「あんたさ、碧音のこと結局どう思ってんの?」
これなら答えれる。
さっき気がついたから。
「夕方、飛鳥馬さんが言っていたようなことは一切思ってません。」
これは断言出来る。
「お父さんが凄い方だなんて知りませんでした。
ただ、コンサートを見てから小戸森さんを見るとすごくドキドキするんです。
さっきまでどうしてかなって考えてたんですけどわかりました…!失礼だとは思うんですけど兄みたいな感覚なんだと思います!」
飛鳥馬さんは目が大きくなっていた。
ん……?私、変なこと言っちゃった?
「それ、真面目に言ってる?」
「大真面目です…!」
信じてもらえるかな。
私は信じて欲しくていつもは見れないのに合っている目を逸らさなかった。
「ふっ……」
飛鳥馬さんは口元を手で押えていた。
「だ、大丈夫ですか?」
気分悪くなっちゃった?それともまた何か気に触ることを·····
「ハハッ……なんなの、あんた。」
飛鳥馬さんが「笑った……」