余命8ヶ月。

番外編

飛鳥馬目線

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ある日、碧音が知らない女を楽屋に連れてきた。
見るからに若そうだし、絶対に碧音の父親のことを知ってると思った。
結局俺が勝手に分かったつもりになって問い詰めたら怒られたし、本当に知らなかったみたいだし。




・・・・・・・なんか俺が悪者じゃん。



飯を食い終わったあと、多分4人は俺と2人きりにするために席を外した。見え見えなんだよ。
さすがに決めつけた俺も悪かったしもう一度質問した。

・・・・・・・

なんか不思議な回答なんですけど。
コンサートの後からドキドキするって言った?·····で、自分の中で出た答えが兄貴のような存在だと。なんなのこの子。
俺の出会ったことの無い人種。



だって女って構って欲しいって言ってこっちが他のことを優先するとすぐ怒る。
人付き合いとして連絡交換しただけでずっと連絡してくるし、恋人でもないのにヤキモチ妬いたり、とにかく我儘な存在でしょ。少し顔のいい男がいればすぐにロックオンするんだし。


・・・・・・いや、まぁ自立してる女だっているだろうけどさ。
俺の周りにはそんな人いなかったし、ただドキドキしてるとか言ってる割に自分の感情に気づいてない·····ってことか?普通その状況だと2択だと思うけど。
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