余命8ヶ月。
4
「これが桜樹家かぁ!」
「綺麗だねぇ。
やっぱり桜音羽ちゃんのおかげだね。」
「突然来たからさすがにご飯無さそうだしなんかたのもー」
・・・・・・・
賑やかだなぁ。
カラフルBOYSの皆さんは。
そして私の横には
黒いオーラをまとってるお兄ちゃん。
「お前ら·····いい加減にしろよ。」
怒るとこんな顔になるんだ。
私はどこか他人事だった。
「桜音羽ちゃんご飯何がいいー?」
むしろ少し楽しく感じてる。
「皆さんの食べたいものをどうぞ。」
「遠慮しないでいいのにー。」
「あ、俺ピザ食べたい!」
川島さんが提案した。
「えぇー朝陽が好きなのにすんの?」
山崎さんは少し嫌そうな顔をした。
「僕もピザの気分〜。」
「·····!俺もピザの気分!!!!!」
木下さんが賛成すると急いでそれに乗る山崎さん。グループでも人気のコンビで実際に仲も良さそう。
「ザキさん酷い!!!!!」
いじける川島さん。
「近いしキモイ。」
「楓さん?そんな事言わないで·····」
・・・・・・・
この前も思ったけど木下さんは結構毒舌なんだな。
なのに山崎さんは悲しそうに言ってるけど全然懲りてなさそう。
歌番組だとトークが少ないからなんだか新鮮だ。
「俺はなんでもいいよ。」
何故かお花を持ってる中沢さん。
6色の花束?
「はい、妹ちゃんに。」
目の前に花束がきた。
「私·····ですか?」
「男にこんな花あげないよ(笑)」