余命8ヶ月。


「今度から一緒に働いてくれるんでしょ?
だから今日は歓迎会的な感じ。
押しかけてごめんね(笑)」



黒木さんは謝ってきた。
私の為に5人は来てくれたんだ。



「ありがとうございます·····!お花綺麗ですね。」



ありがたく受けとった。
6色の綺麗な花束。
これはカラフルBOYSを表しているんだ。
5本の花とその中心には白い花。
私も仲間だよって言ってくれてるような素敵な花束だ。



「直前にメッセージが届いて〚着いちゃった♪〛ってふざけんなよ·····。」


「さーて注文するか。 」


「何種類頼む?」



黒木さんと中沢さんはそそくさと逃げていった。
お兄ちゃんが固まってたのは突然来るっていうメッセージに驚いてたからなんだ。



「お·····っと〜?」



山崎さんがスマホを見て声を出した。
お兄ちゃん以外の4人が同じスマホを覗きこんだ。



「「李桜が·····」」


「「熱愛・・・・・・!?!?!?!????」」


「え!???俺!??!!!?」



お兄ちゃんを含め全員知らなかったんだ。



「まぁ恋愛禁止とは言われてないけどさぁ·····」


「一言くらい言ってくれても·····」


「まだ1年目でそれは··な···い、かな」



皆さんに色んな気持ちがあるみたいだけどそれ私·····「いや、何の話?」



お兄ちゃんが皆さんの言葉をさえぎった。



「写真撮られてたら言い訳は無理でしょー?」



木下さんは山崎さんのスマホを手に取りお兄ちゃんの顔の前に差し出した。
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