余命8ヶ月。
褒め言葉として·····それってすごく難しそう。
「SNSに書いている人達は少なからずみんなドラマや、映画、歌·····僕達の仕事を見て感想を言ってくれてるわけだしね。」
そうか、その人たちはカラフルBOYSを見たからこそ肯定したり否定したりしているんだ。
「楓さんはかっこいいですね。
私も、そうなりたいな。」
強く生きたい。
「なれるに決まってるし。」
楓さんは笑った。
「僕達さ、友達になろうよ。
アイドルとマネージャーじゃなくて、ひとりの人間として。」
友達·····、作ってもいいのかな。
悲しませちゃうかもしれないのに。
「私が⋯すごく酷いことをしても許してくれますか·····?」
楓さんはキョトンとした顔をした。
「間違えた。
友達じゃなくて“親友”
僕はさ、親友のやることはなんでも信じる主義なんだよね。
だから、自分が正解と思うんならそれでいいんじゃない?あ、それとも親友なんて嫌?」