余命8ヶ月。
楓ちゃんは川島さんに注意してた。
お兄ちゃんが殺人犯になるのは嫌だな。
なんて考えてると山崎さんが話しかけてきた。
「2人で何してんの?」
「お出かけをしようと·····「俺達も行くー!!!!!」
「最悪·····。」
・・・・・・・
楓ちゃんは嫌そうにしてるけど私は少し、嬉しいかも。
「桜音羽っち、行こいこ!」
川島さんに手を引かれた。
友達みたいでいいな。
男の人と友達になったことなんてないから私、ワクワクしてるんだ。
「はい·····!」
「全く·····。」
楓ちゃんは頭を抱えながら一緒に歩き始めて4人で1駅だけだからと歩いて向かった。
「楓ちゃんの好きなお店はどこ?」
「もうちょい行ったらあるよ。」
楽しみだなぁ。
「ちょいちょいちょい!」
川島さんが私と楓ちゃんの間に入り込んできた。そしてその背中にはくっついている山崎さんも。
「“ちゃん”!?“ちゃん”て何!?!???」
呼び方って·····そんなに気になるものなのかな。その時、服の裾を軽く引っ張られた。
そして楓ちゃんは顔を少し私に近付けた。