余命8ヶ月。
「テーマパーク、行きたかったの?」
「友達と行ったことがないので楽しそうだなぁって····」
………………………………………
「違いますよ!?小戸森さんのことをの友達だなんて⋯」
失礼なこと言っちゃった。
なんて謝れば·····「確かに、友達は嫌かも。」
いくら小戸森さんが優しくたって嫌に決まってる。私はもう一度謝ろうとした。
「すみま⋯「でも名前で呼んで欲しい。」
名前·····?見透かしたように小戸森さんは言ってきた。
「カラフルBOYSは名前呼びなんでしょ?
俺も名前がいい。」
「全員という訳では無いですけど·····」
「今日いた木下は名前じゃん。」
急にどうしたんだろう。
名前で呼んじゃっていいのかなぁ。
「····碧音さん?」
「なぁに?んふふ。」
名前がいいって言ったから呼んだのに。
なんだか今日の碧音さんは「⋯子供みたい。」
「⋯なんて?」
「呼び方を気にするなんて可愛いなぁ⋯と。」
「子供じゃないし。
俺は立派な大人ですー。」
最初の言葉が聞こえてたらしい。
なんだか碧音さんが冷たい。
許して欲しい。
でもどうすれば⋯
「どうしたら許してくれますか?」