余命8ヶ月。
天野先生は頷いてくれた。
「━━━━━━これらの身体の状態を考えると桜樹 桜音羽さん、貴方の余命はあと8ヶ月と予測されます。」
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『あと8ヶ月と言ってもこの予想は外れる可能性もあって厳しいことを言うと1ヶ月後に貴方がここにいるかは分からない。
希望を持つとすれば予想が外れて1年後、生きているかもしれない。』
電車に乗っている間、先生の言葉が頭から離れなかった。
私の体はそんなに病魔に蝕まれていたんだ。
先生には明日にでもお兄ちゃんを呼んで欲しいと言われた。
けど明日病院は休み。
その次の日、お兄ちゃんは歌番組に生出演。
とても来られる状況じゃない。
生出演の前にこの話をしてお兄ちゃんが出られなくては困る。
だからその日の夜、夜中になるだろうけど話して病院に行く日を作ってもらおう。