余命8ヶ月。
「スリル満点で最高だった〜!」
「川島何のために並んだわけ?」
大満足とも言える笑顔で戻ってきた浬さんと疑問を抱いている碧音さん。
「いやぁ、乗れると思ったんすけどねー。
やっぱ恐怖には勝てないっす(笑)」
「ならお前ひとりで待てよ。」
待ち合わせをした時みたいに怒ってはなさそうだけどなんだか朝陽さんに悪いなぁ。
「すいませんっ····!
本当は私が苦手で····朝陽さんが気づいてくれたんです。
アトラクション苦手なのに碧音さんと来たくて・・・・・・・」
!??!?!!!?!?!!!
私はなんてことを言ってしまったんだ·····。
恥ずかしすぎる····消えてなくなりたい。
「俺ときたかったの?」
「そ、れはその····」
「可愛すぎ(笑)」
う、わぁ・・・・・・・その表情はやばすぎますって碧音さん⋯!
ふにゃって笑うなんて破壊力が⋯。
「あ、大事なこと忘れてる!
テーマパークと言えば·····」
「「やっぱり被り物ー!!!」」
ショップに着くと早速選び始めるふたり。
碧音さんは眺めてるだけ。
「選ばないんですか?」
「いやぁ、さすがに····?」