余命8ヶ月。
なんて優しいんだろう。
私を優しいって言ってるけど朝陽さんの方が何十倍も優しい。
嘘をつかずに過ごせるってきっと楽なんだろうな。これからもずっとお兄ちゃんの隣にいて欲しいなぁ。
「よし、とりあえず1回戻ろっか。
でもそろそろ解散しようね。」
「そうですね·····。」
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碧音目線
「先輩ー!まだ遊べますかね!?」
山崎ってなんでうるさいんだろ。
こういう人種ってマジでわかんねぇ。
太陽もまぁこんな人種だけどそれに慣れてるからって他のやつも大丈夫ってわけじゃない。
「お待たせしましたー!」
トイレから戻ってきたふたりの手に俺は驚いた。なんで手を川島のポケットに入れちゃってんの?川島も一緒に入れてるし絶対手を握ってるでしょ。
どうやって言えば嫉妬とかと思われないんだろ。川島はニヤニヤしてるし嬉しいって感情以外見えねぇ。
「なん·····「わー!朝陽くんだ!ザッキーも!!!先輩とお出かけですかー!?!!??」
タイミングわる·····。
持ち物からしてカラフルBOYSのファンだな。俺の事も知ってるっぽいし。
「お友達ですか?手を繋いでるなんて仲良しなんですねー!」
「両想い並みだから(笑)」
「お友達も美形なんですねー!」