余命8ヶ月。


それに終わるとスタジオへ行ってカラフルBOYSの色んな面を見れて楽しい。
今日はバラエティ番組のゲストとしてグループで呼ばれている。


スタジオに入るとジャージ姿のカラフルBOYS。これから何が始まるのかワクワクしているとMCの人が口を開いた。


「それでは障害物競走、開始!」


メンバー6人は並んで走り出した。
だけどスタッフ達がバレないように静かに動き回っているのが私の視界に映った。
·····バラエティ番組の裏ってこんなに忙しいんだ。そんなことを考えていると順位が決まった。

1位は中沢さんで最下位は浬さん。そして最下位の人は罰ゲームがあるということで渋々浬さんはそちらの位置に着いた。
メンバーは近くでそれを見たいがために浬さんから少し離れた場所で待機していた。


「あれ?この間の···」


聞き覚えのある声の方を見ると明るい笑顔で沙也加さんと呼ばれていたその人は隣へきた。


「桜樹です。」


私は自己紹介をした。沙也加さんは何も言わず今から罰ゲームをされる浬さんや見守っているカラフルBOYSへ目を向けた。


「罰ゲームまで3、2、1!」


━━━ばァァっん━━━━


予想以上に大きな音がするとカラフルBOYSの皆さんがいた場所が浬さんも含め真っ白になった。おそらく粉であろうものが徐々に消えていくと姿を変えたカラフルBOYSがいた。
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