余命8ヶ月。
「時間とかのスケジュール管理もやってくれるし·····、飲み物の準備とか、足りないもの買いに行ってくれたり、必要不可欠な人かなぁ。
·····まぁもし出来る人がいなかったら
自分たちでやるしかない。」



そう言っているけど少し不安そうな顔。
前にお兄ちゃんが言ってた。
マネージャーはタレントやアイドル達にとってメンタル的にも必要な人だって。
私はお兄ちゃんの仕事の裏側を見たことがない。
死ぬ前に1度くらい見てもいいだろうか。
嫌がられるかもしれないけど1度だけ見てみたい。



「お兄ちゃん、私やっちゃダメかな?」


「うーん。
桜音羽には大変だと思う。」



お兄ちゃんは私のやりたいことにあまり口を出さない。
なのに前にお兄ちゃんのメンバーに会ってみたいって言ったらダメと言われた。
だから1度だけ偶然メンバーの1人と会っただけでそれ以外は1度もない。
お兄ちゃんにとっては見せたくない世界なのだろうか。



「でもお兄ちゃんの役に立ちたい。」
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