【完結】吸血鬼の花嫁~罪人聖女と呼ばれた私は、再会した幼馴染の彼に溶けるほど溺愛されています~
(可愛い……)

 最初はそんな印象だった。
 でも、この淡い幸せな想いがきっとこのあとの恋心の始まりだったのだと、後々気づいた。

 彼女とずっといたい。
 傍にいたい。

 そんな風に願っていた。
 彼女が死んだと聞かされるまでは──

 会いたい、会わせてほしい。
 どうかもう一度、彼女に会いたい──
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