【完結】吸血鬼の花嫁~罪人聖女と呼ばれた私は、再会した幼馴染の彼に溶けるほど溺愛されています~
「もうっ! レディの歳を勘ぐるんじゃありません! 私はまだ39歳よ!」
「す、すみませんっ!!」
「フィーネ、冗談だから気にしなくていいよ。それに実際母上も吸血鬼の森に戻る頃なんだ」
「え?」
「吸血鬼はさっきフィーネがいったみたいに人間より寿命が長い。1000歳くらいかな。だから年を取らないのが不自然じゃない40歳くらいで森に戻らないといけないんだ」
「まあ、こっそり住んじゃってもいいけど、掟なのよ」
(そんな決まりが……)
フィーネはそれともう一つ気になっていたことがあり、質問をした。
「あの、オズのお父様、前公爵様は?」
その言葉にエルゼは口をつぐみ、その様子を見たオズが代わりに答えた。
「す、すみませんっ!!」
「フィーネ、冗談だから気にしなくていいよ。それに実際母上も吸血鬼の森に戻る頃なんだ」
「え?」
「吸血鬼はさっきフィーネがいったみたいに人間より寿命が長い。1000歳くらいかな。だから年を取らないのが不自然じゃない40歳くらいで森に戻らないといけないんだ」
「まあ、こっそり住んじゃってもいいけど、掟なのよ」
(そんな決まりが……)
フィーネはそれともう一つ気になっていたことがあり、質問をした。
「あの、オズのお父様、前公爵様は?」
その言葉にエルゼは口をつぐみ、その様子を見たオズが代わりに答えた。