Triangle Love 3 ~ Close to you ~
商品を受け取ったナナミが戻って来た。
ナナミはまずジュースを飲み、ポテトを食べ始めた。
内容を分かっていても、俺からは何も言えない。
ただ待つだけだ。
ポテトをかじりながら黙っていると、ナナミは少しずつ口を開き始めた。
『まずは…。この前はごめんね。嘘ついて。』
『そんな事は全然。俺だって嘘くらいつくし!』
特にナナミの事に関しては嘘ばかりだ。
『ありがとう…。それでね…。嘘だった部分なんだけど…。実は友達の話じゃなくて…。めーちゃんの言う通り、わたしのことなの…!』
『へ。へえ。そ。そおなのか。』
『そう…。だから…告白をしたいのはわたしなんだ…。』
『そおかあ。ちなみにぃ…だれに?』
結構キツいな。
演技をすることも。
ナナミの口から誰が好きかを聞くことも…。
もう帰りたいが、俺はナナミのサポートを頑張ると決めた。
ナナミは顔を真っ赤にして、言葉に詰まりながらも答えた。
『それで…その…。もう気づいてるかもしれないんだけど…。その…。こ…告白をしたい相手は…いっ…いっくんなんだ!』
『ええ!ま。まじかよー!』
『あ~。ついに言っちゃったぁ~。恥ずかしいな〜。だからその…。なんて告白したらいいかな~?昔からの友達だし、今更とか思われないかなぁ?』
俺は机ごとひっくり返りそうな程の勢いで驚いた。(フリをした。)
ナナミは少しうつむいて、もじもじしている。
あの恥ずかしがり屋なナナミが勇気を出した。
その勇気に応えなくては。
『うーん。普通に好きって言えばいいんじゃないか?昔からの付き合いだからこそ、ナナミの良い所はイクヤも知ってるだろうし。奇をてらった告白をするよりも、シンプルに言えばいい。』
『それだけで大丈夫かなぁ~?』
『大丈夫だって!今、イクヤ。彼女いないって言ってたし。もし、ダメだったとしても何回でも好きだって言えばいい!意識して貰えるまで何回でも。』
俺は力強く言った。
正確には強がっているだけだとしても。
『めーちゃん…。』
『それに…。』
一呼吸置いてから、俺は言った。
『俺達、何年一緒にいると思ってるんだよ?ナナミの良い所は全部知ってる俺が大丈夫って言ってるんだから、大丈夫なんだよ。』
この言葉は本心だった。
すると、少し目を潤ませたナナミが言った。
『ありがとう…!わたし、大丈夫な気がしてきた!頑張るね!めーちゃんが友達で本当に良かったよ~!わたしは幸せ者だね~!』
そう言って貰えて俺は報われた気がする。
良いアドバイスができたなら良かった。
ナナミはまずジュースを飲み、ポテトを食べ始めた。
内容を分かっていても、俺からは何も言えない。
ただ待つだけだ。
ポテトをかじりながら黙っていると、ナナミは少しずつ口を開き始めた。
『まずは…。この前はごめんね。嘘ついて。』
『そんな事は全然。俺だって嘘くらいつくし!』
特にナナミの事に関しては嘘ばかりだ。
『ありがとう…。それでね…。嘘だった部分なんだけど…。実は友達の話じゃなくて…。めーちゃんの言う通り、わたしのことなの…!』
『へ。へえ。そ。そおなのか。』
『そう…。だから…告白をしたいのはわたしなんだ…。』
『そおかあ。ちなみにぃ…だれに?』
結構キツいな。
演技をすることも。
ナナミの口から誰が好きかを聞くことも…。
もう帰りたいが、俺はナナミのサポートを頑張ると決めた。
ナナミは顔を真っ赤にして、言葉に詰まりながらも答えた。
『それで…その…。もう気づいてるかもしれないんだけど…。その…。こ…告白をしたい相手は…いっ…いっくんなんだ!』
『ええ!ま。まじかよー!』
『あ~。ついに言っちゃったぁ~。恥ずかしいな〜。だからその…。なんて告白したらいいかな~?昔からの友達だし、今更とか思われないかなぁ?』
俺は机ごとひっくり返りそうな程の勢いで驚いた。(フリをした。)
ナナミは少しうつむいて、もじもじしている。
あの恥ずかしがり屋なナナミが勇気を出した。
その勇気に応えなくては。
『うーん。普通に好きって言えばいいんじゃないか?昔からの付き合いだからこそ、ナナミの良い所はイクヤも知ってるだろうし。奇をてらった告白をするよりも、シンプルに言えばいい。』
『それだけで大丈夫かなぁ~?』
『大丈夫だって!今、イクヤ。彼女いないって言ってたし。もし、ダメだったとしても何回でも好きだって言えばいい!意識して貰えるまで何回でも。』
俺は力強く言った。
正確には強がっているだけだとしても。
『めーちゃん…。』
『それに…。』
一呼吸置いてから、俺は言った。
『俺達、何年一緒にいると思ってるんだよ?ナナミの良い所は全部知ってる俺が大丈夫って言ってるんだから、大丈夫なんだよ。』
この言葉は本心だった。
すると、少し目を潤ませたナナミが言った。
『ありがとう…!わたし、大丈夫な気がしてきた!頑張るね!めーちゃんが友達で本当に良かったよ~!わたしは幸せ者だね~!』
そう言って貰えて俺は報われた気がする。
良いアドバイスができたなら良かった。