Triangle Love 3 ~ Close to you ~
piece of カナメ
『おはよ〜!』
『…ナナミ。』
『久しぶりだね〜!元気〜?一緒に学校行こうよ~。』
『…おう。』
驚いた。
家の前にナナミがいるなんて。
なんでいるんだよ?
俺のことなんか、放っておけよ…。
『いつもこの時間に出てるの~?はやくない〜?』
『日によるけどな…。』
『そうなんだ~。早起きして学校に行って何してるの~?掃除とか~?』
『…勉強してる。来年は受験だし、今のうちから準備してんの。』
『え〜。えらいね~!やっぱめーちゃんはマジメだな〜。あんまりマジメ過ぎちゃうと、脳みそ固まっちゃうよ~!』
『…そうだな。』
『えーと…。そうだ!めーちゃん。たまには息抜きしようよ~!何か美味しいもの食べに行こうよ~。』
『…ナナミ。』
ナナミの明るい声が、暗くて冷たい俺の心に突き刺さる。
もうやめてくれ。
もうやめてくれ…!
口が勝手に動き出した。
『俺、今は色々と忙しいんだ。ごめんな。行けない。後、今日来てくれたのは嬉しいけど、朝は特に冷え込むし、風邪をひくかもしれない。だからもう…。来なくていいよ。』
『…めーちゃんどうしちゃったの!?なんかおかしいよ!体調悪い?何かあった!?』
『健康だし、何もないよ。…急にどうした。大きな声出して。落ちつけよ。』
『落ちつけないよ!めーちゃんおかしいもん!変わっちゃった!わたしの知ってるめーちゃんじゃない!』
『俺だって人間だ。変わることくらいある。それに…。』
もう…。
ダメだ。
これ以上は。
『…先に変わったのはお前らの方だ。』
『えっ…?』
『お、学校着いたぞ。じゃあな。』
校門が見えてきた。
そう言って俺は、早足で歩き出した。
『…ナナミ。』
『久しぶりだね〜!元気〜?一緒に学校行こうよ~。』
『…おう。』
驚いた。
家の前にナナミがいるなんて。
なんでいるんだよ?
俺のことなんか、放っておけよ…。
『いつもこの時間に出てるの~?はやくない〜?』
『日によるけどな…。』
『そうなんだ~。早起きして学校に行って何してるの~?掃除とか~?』
『…勉強してる。来年は受験だし、今のうちから準備してんの。』
『え〜。えらいね~!やっぱめーちゃんはマジメだな〜。あんまりマジメ過ぎちゃうと、脳みそ固まっちゃうよ~!』
『…そうだな。』
『えーと…。そうだ!めーちゃん。たまには息抜きしようよ~!何か美味しいもの食べに行こうよ~。』
『…ナナミ。』
ナナミの明るい声が、暗くて冷たい俺の心に突き刺さる。
もうやめてくれ。
もうやめてくれ…!
口が勝手に動き出した。
『俺、今は色々と忙しいんだ。ごめんな。行けない。後、今日来てくれたのは嬉しいけど、朝は特に冷え込むし、風邪をひくかもしれない。だからもう…。来なくていいよ。』
『…めーちゃんどうしちゃったの!?なんかおかしいよ!体調悪い?何かあった!?』
『健康だし、何もないよ。…急にどうした。大きな声出して。落ちつけよ。』
『落ちつけないよ!めーちゃんおかしいもん!変わっちゃった!わたしの知ってるめーちゃんじゃない!』
『俺だって人間だ。変わることくらいある。それに…。』
もう…。
ダメだ。
これ以上は。
『…先に変わったのはお前らの方だ。』
『えっ…?』
『お、学校着いたぞ。じゃあな。』
校門が見えてきた。
そう言って俺は、早足で歩き出した。