Triangle Love 3 ~ Close to you ~
いつも通り夕飯を作り終えて、妹達と一緒に食べた。
その後は自室に戻って、お菓子のレシピ本を眺めていた。
今度はカナメくんに何を作ろうか、そんなことを考えていると、昼間の出来事を思い出した。
あの女の子…。
彼女はナナミちゃん。
カナメくんと同様に幼なじみで、昔からよく3人で遊ぶ仲だ。
幼稚園から中学校までは同じ学校に通っていた。
高校からは、僕だけが違う学校に通っている。
ナナミちゃんはおっとりしたかわいい子。
本当に良い子だ。
でも、僕は彼女を好きにはなれない。
ナナミちゃん自体に悪い所があるわけではなくて、僕の気持ちの問題だ。
僕の気持ち…。
僕はカナメくんの事が好きだ。
別に男の人が好きなわけじゃない。
たまたま好きになった人が男の人ってだけ。
別れてしまったけど、数ヶ月前まで僕には彼女がいた。
これまでも数人と交際経験がある。
そして、別れてしまった彼女達に必ず言われる言葉は、『わたしのコト好きじゃないでしょ』だった。
申し訳ないけど、その通りだ。
僕にとって、カナメくんの存在が圧倒的で特別だから。
カナメくんとなら、付き合いたいって。
触れたいって思ってしまう。
こんなことを考えてるなんて、誰にも言えないけど。
そしてカナメくんは、ナナミちゃんが好きだ。
本人は隠しているつもりだけどバレバレだ。
ナナミちゃんのわがままには絶対に付き合うし、何より目が本気だ。
叶うなら、僕はナナミちゃんになりたい。
もし、なれたなら。
壁なんてないから、何も気にせずカナメくんの側にいることができる。
『うっ…。』
こんなことを考える自分が悲しい。
僕だけ別の高校を受験した理由は、2人と離れる為だった。
おかげで高校生になってからは、会う機会が減った。
そうすれば楽になれると思ったけど。
結局、会いたい気持ちには勝てず、お菓子やご飯を作っては彼の家に向かっている。
せっかく離れたのに、自分から近づいてしまっていた。
カナメくんを想うことも辛い。
ナナミちゃんに嫉妬することも辛い。
僕はこのまま苦しみ続けるのかな。
その後は自室に戻って、お菓子のレシピ本を眺めていた。
今度はカナメくんに何を作ろうか、そんなことを考えていると、昼間の出来事を思い出した。
あの女の子…。
彼女はナナミちゃん。
カナメくんと同様に幼なじみで、昔からよく3人で遊ぶ仲だ。
幼稚園から中学校までは同じ学校に通っていた。
高校からは、僕だけが違う学校に通っている。
ナナミちゃんはおっとりしたかわいい子。
本当に良い子だ。
でも、僕は彼女を好きにはなれない。
ナナミちゃん自体に悪い所があるわけではなくて、僕の気持ちの問題だ。
僕の気持ち…。
僕はカナメくんの事が好きだ。
別に男の人が好きなわけじゃない。
たまたま好きになった人が男の人ってだけ。
別れてしまったけど、数ヶ月前まで僕には彼女がいた。
これまでも数人と交際経験がある。
そして、別れてしまった彼女達に必ず言われる言葉は、『わたしのコト好きじゃないでしょ』だった。
申し訳ないけど、その通りだ。
僕にとって、カナメくんの存在が圧倒的で特別だから。
カナメくんとなら、付き合いたいって。
触れたいって思ってしまう。
こんなことを考えてるなんて、誰にも言えないけど。
そしてカナメくんは、ナナミちゃんが好きだ。
本人は隠しているつもりだけどバレバレだ。
ナナミちゃんのわがままには絶対に付き合うし、何より目が本気だ。
叶うなら、僕はナナミちゃんになりたい。
もし、なれたなら。
壁なんてないから、何も気にせずカナメくんの側にいることができる。
『うっ…。』
こんなことを考える自分が悲しい。
僕だけ別の高校を受験した理由は、2人と離れる為だった。
おかげで高校生になってからは、会う機会が減った。
そうすれば楽になれると思ったけど。
結局、会いたい気持ちには勝てず、お菓子やご飯を作っては彼の家に向かっている。
せっかく離れたのに、自分から近づいてしまっていた。
カナメくんを想うことも辛い。
ナナミちゃんに嫉妬することも辛い。
僕はこのまま苦しみ続けるのかな。