研がれる私/長編エロティックミステリー
ブラックな遊戯⑤
カレと私は要するにカラダがくっついていた
男が正面を向いて立ったまま、女の後ろから自分の体を垂直にペタリと、まるで接着剤で合体させたように…
無論、康友の股間も私のちょうど腰上あたりに触れている
そうこうすると、今度はカレの両手が後ろから回り込んできて私の両手を掴んできた
といっても、ゆっくりと優しくではあったが…
早くもその接触感は私の芯に達して、痺れるような感覚が襲ってくる
ただ、目線はそのまま女達の遺品に注がれた状態から変えることをしなかった
かたくなにそれは…
***
”ああ…、この10人に及ぶ海外の若い女性を殺したその男が、私の体に重なってる。立ったまま…”
私は頭の中で、たった今現在のこの状況を認識するに至り、もう体がジンジンと熱くなって、吐息も荒くなってた…
胸の鼓動だってバクバクと音が聞こえるくらいで、もはや私は異様な興奮状態に達していたわ
***
「…この前も言ったが、その女達の何人かは、殺す直前に抱いたんだ。別に強引にではなくだ。その時にイッた快感はとても言葉にできないやしない。オレはもう一度、あの興奮を味わいたい…。その思いは母国に帰って募るばかりだった。抑制不能まで上り詰めた”そいつ”の行き着いた先が、今、体の一部が触れている”お前”なんだよ…!」
「あっ…」
思わず甲高い声が漏れちゃった
「…刺激と貫通した同士の男女二人がよう、あのサイトの延長で出会った。そのオレたち二人がよう、生ぬるいもん作ったって意味ない。いいか!ここでラストアンサーだ。退場するなら、これが最後のチャンスだ。遠慮ややせ我慢なら、かえってオレは迷惑さ。”この後”はもう戻れないからな。どうなんだ、ルイ⁉」
「…私に退場はないわよ!やせ我慢とか…、そんなもん、私の辞書にないって‼」
ラストアンサーを、私は絶叫を以って返した
私のカラダのバックにへばりついてるカレに向かって…
そのままの態勢、そのままの視線で…
***
「そうか…。ならば、もう言わないさ…」
私の絶叫に、カレは何ともか細い、らしくない低い声で受けた…
だがその数秒後には、私の”そのままの態勢”は、カレに崩されていた
それは乱暴に…
***
それまで直立してた姿勢は、それこそバタンと音を立てるほどの勢いで、アッという間に前屈みに折りたたまれ、私は条件反射的にリビングチェストにもたれるように両手で体重を支えていた
するとカレは、間髪入れずに自分の下半身で前方へ押し出すように、私を体ごと力任せに2,3歩前に移動させた
”康友…、興奮してる…”
背中越しのカレからは、息づかいが荒くなってるのをはっきりと感じ取ることができたわ
火のついた彼は、その後、もう止まることを忘れたかのようだった…
カレと私は要するにカラダがくっついていた
男が正面を向いて立ったまま、女の後ろから自分の体を垂直にペタリと、まるで接着剤で合体させたように…
無論、康友の股間も私のちょうど腰上あたりに触れている
そうこうすると、今度はカレの両手が後ろから回り込んできて私の両手を掴んできた
といっても、ゆっくりと優しくではあったが…
早くもその接触感は私の芯に達して、痺れるような感覚が襲ってくる
ただ、目線はそのまま女達の遺品に注がれた状態から変えることをしなかった
かたくなにそれは…
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”ああ…、この10人に及ぶ海外の若い女性を殺したその男が、私の体に重なってる。立ったまま…”
私は頭の中で、たった今現在のこの状況を認識するに至り、もう体がジンジンと熱くなって、吐息も荒くなってた…
胸の鼓動だってバクバクと音が聞こえるくらいで、もはや私は異様な興奮状態に達していたわ
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「…この前も言ったが、その女達の何人かは、殺す直前に抱いたんだ。別に強引にではなくだ。その時にイッた快感はとても言葉にできないやしない。オレはもう一度、あの興奮を味わいたい…。その思いは母国に帰って募るばかりだった。抑制不能まで上り詰めた”そいつ”の行き着いた先が、今、体の一部が触れている”お前”なんだよ…!」
「あっ…」
思わず甲高い声が漏れちゃった
「…刺激と貫通した同士の男女二人がよう、あのサイトの延長で出会った。そのオレたち二人がよう、生ぬるいもん作ったって意味ない。いいか!ここでラストアンサーだ。退場するなら、これが最後のチャンスだ。遠慮ややせ我慢なら、かえってオレは迷惑さ。”この後”はもう戻れないからな。どうなんだ、ルイ⁉」
「…私に退場はないわよ!やせ我慢とか…、そんなもん、私の辞書にないって‼」
ラストアンサーを、私は絶叫を以って返した
私のカラダのバックにへばりついてるカレに向かって…
そのままの態勢、そのままの視線で…
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「そうか…。ならば、もう言わないさ…」
私の絶叫に、カレは何ともか細い、らしくない低い声で受けた…
だがその数秒後には、私の”そのままの態勢”は、カレに崩されていた
それは乱暴に…
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それまで直立してた姿勢は、それこそバタンと音を立てるほどの勢いで、アッという間に前屈みに折りたたまれ、私は条件反射的にリビングチェストにもたれるように両手で体重を支えていた
するとカレは、間髪入れずに自分の下半身で前方へ押し出すように、私を体ごと力任せに2,3歩前に移動させた
”康友…、興奮してる…”
背中越しのカレからは、息づかいが荒くなってるのをはっきりと感じ取ることができたわ
火のついた彼は、その後、もう止まることを忘れたかのようだった…