私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!
「美鈴、今日は何する?」

「うーん、高校の課題は終わってるからゲームかな」

「って、そうじゃなくて!」

「理久に聞きたいことがあったの」

「何でアイドルになったの?」

「美鈴がアイドル好きかなって」

「絶対嘘じゃん!」

「美鈴が喜んでくれるかなって」

「それも嘘じゃん!」

「美鈴は可愛いなって」

「急に何!?」

理久が私の頭を撫でる。

「話逸らすなー!」

私は頭の上の理久の手を振り払った。

「もういい、ゲーム始めよ」

私たちは、いつもやっている対戦ゲームを始めた。
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