私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!
一粒の角砂糖は甘さとともに
ライブが終わった後、私はまだ夢心地だった。

「寄り道せずに帰ろ」

理久ばかり私を好きにさせて嫌になる。

家に帰って、お菓子をやけ食いしてやる!

今日は体重を気にせず思いっきりストレス発散するんだ!

そう思って会場を出ようとした私の携帯が鳴る。

画面を見ると、理久からメッセージが届いていた。



「一時間後、いつものカフェに集合」



いつものカフェとは、私と理久がよく行くカフェのことだろう。

始め理久からの呼び出しを断るか迷ったが、結局行くことにした。



「これが惚れた弱みだよね・・」



私はため息をついた。
< 14 / 38 >

この作品をシェア

pagetop