私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!

「美鈴、俺に惚れちゃったでしょ?」

理久がからかうように言う。

「惚れるわけないでしょ」

本当は前から惚れてるけどな!

本当、私って何でこんな素直じゃなの。

「美鈴は強がりだねー」

そう冗談の様に言った理久の目が寂しそうに見えた。

何で寂しそうな目をするの?

期待しても、振られる覚悟のない私には何も言えない。

私の馬鹿。
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