私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!
「美鈴」

理久に呼ばれても、返事が出来ない。


「今の言葉嘘じゃない?」


「嘘な訳ない」


私がそう言葉を絞り出した瞬間、理久が私を抱きしめた。



「美鈴に助けられてるのは俺だよ」



「美鈴がいるから頑張れるんだ」



理久の声が涙ぐんでいる。






「俺の方が美鈴のこと大好きだよ」






夢見たいな言葉が聞こえた気がした。

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