私に秘密でアイドルをやっていた幼馴染のお兄ちゃんに愛されてます!
「もういい。帰る」

私は、理久の家を出ようとした。

「待って」

理久が私の腕を掴む。

「美鈴、ドキドキした?」

「してないわ!」

私は、理久の腕を振り払って家に帰った。




「美鈴にはドキドキしてもらいたかったな」




そんな理久の呟きは美鈴には届かなかった。
< 5 / 38 >

この作品をシェア

pagetop