逆転結婚~目が覚めたら彼女になっていました~
愛は永遠に
 
 8年後。

 桜の季節が終わり新緑が綺麗に輝く頃になった。
 
 麗人は沙原コンサルティングの副社長を経て社長へ就任した。
 鷹人は会長になり麗人を補佐する役割に周り、全ては麗人に任せている状態。
 現在副社長は不在のままである。

 麗人の秘書には優衣里がついていて、週3日程度勤務している。


 2人の間に産まれた双子は男の子と女の子。
 男の子には優(ゆう)と名づけ、女の子には麗(れい)と名づけた。

 現在小学校2年生になった、優と麗は学校ではとても人気者。
 優は優衣里に似ている美形のイケメンで、麗は麗人に似ているちょっとクールな女の子。
 個性あふれる2人に、生徒たちは興味津々で何故か沢山の人が世て来て楽しい学校生活を送っている。

 鷹人と麗香はお爺ちゃん、お婆ちゃんと言うよりもずっと若々しく時折り「お父さんとお母さんですか? 」ときかれることもあるとか。

 優はスポーツが得意で、現在は少年だに入りサッカーをやっている。
 麗もスポーツが得意だが、優とは一緒にスポーツはしたくないと言い出してバレーボールをやっている。


 今日は日曜日で優も麗も少年団の練習でそれぞれ学校に来ていた。

 帰る時間になり迎えに来た麗人と優衣里。
 8年経過しても若々しい麗人と優衣里は、他の保護者からも注目されいるくらいだ。

 練習を終えてお迎えの車に駆け寄って来る優と麗。
「お帰り、優」
「お帰り、麗」

 麗人と優衣里が声をかけると、満面の笑みでギュッと抱き着いて来た優と麗。

「あれ? 麗人? 」

 声がして麗人が振り向くと、そこにはとても可愛い男の子を連れた純也がいた。
 
 8年経過した純也は、すっかり気真面目タイプに戻っていてメガネをかけたちょっとクールなイケメンになっていた。
 ラフな格好で現れた純也と一緒に居る男の子は、サッカーボールを持って練習着を着ていた。
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