あるホラーな再恋噺
44年目の同窓会⑤
「中原くん、それなら、私のことも忘れてないでしょうね?」
ちょっと意地悪っぽい笑みを浮かべ、次に声をかけてきたのは、右隣の佐々木康子だった。
この彼女とも小1の時同じクラスだった幼馴染で、もうお人形さんみたいな近所でも評判のカワユイ子だったようだ。
”いやー、でも、この康子ちゃとオレ…、小1でフルヌード見せ合ってんだよな~~💧。あの頃はまだ、銭湯では母親に連れられて時たま女湯入っていたんで…。当然、お互い真正面で素っ裸さらし合っちゃって…。かわいいヌードだなあって…、幼心にそうつぶやいてたもんだ。でも康子ちゃんは、開けっぴろげな子だったわ。翌日学校で会っても、屈託のない顔で…、「昨日、私…、お風呂で同級生の男子にハダカ見られちゃった~」だって…”
みそっ歯を見せて、ちょっぴりはにかんだ顔は、彼にとって永久保存版のキューティーショットだったに違いない。
”…って訳で、康子ちゃんには、死ぬまで無垢なその表情、たのむぞーって、この年までエールを送り続けた存在だったな”
夢心地…。
この日…、ノブオが自ら定めた残されたわずかな時間は、絶望の清算のみに埋まるずだった。
なのに…、まさに特別な女性たちからのミラクルなドミノアプローチなのだから、まさにノブオの心は踊っていた。
だが、これはほんの”前段”に過ぎなかった⁉️
***
”なんだー❓彼女…、気が付くとオレに体寄せてんじゃん。小柄な康子ちゃんの豊満な左胸の横あたりが接触してるって…”
いや…、タッチして来てるの彼女だけではなかった。
右隣の長身・古澤ユカは、横からニヤニヤしながら右手をノブオのズボンに潜りこませている。
”一体どうなってるんだ…❓これは夢か❓オレは首つりを控え、頭がトリップしてるのか…”
***
「あれ?ちょっとヘンになってきてる…。ああ、進藤さんも触ってみなよ」
「えー、そう…?じゃあ…」
今度は古澤ユカの左隣に立っていた進藤史子が、グラスを手に持ったままノブオの後ろにくっついた。
そして、もう一方の右手でノブオの下半身をすくい上げるように優しくタッチしてきた。
一方、右から身をもたれるように接していた佐々木康子は、更に密着してやや背伸びしながら、むっちりした左胸をノブオの右ひじに擦りつけているではないか…。
”ハーレム”
この言葉が中原ノブオの酒に浸った頭をよぎった。
更にその彼の視界には、さっきからもう一人だった。
康子から少し距離を置き、微笑交じりの目でどこか見守るようにこっちを見つめていた小柄で華奢な女性。
それは水原ユキノだった…。
***
そう…、彼のマイ殿堂入り同級生女子4人が勢揃いし、明日、享年58歳で死にゆく予定の哀れな男に、特上のてなし真っ最中…。
これが、まさにノブオのリアルな状況だったのだ。
それは不思議は空間形成だった。
ノブオの付いた円形テーブルは、彼と4人の熟ギャルの他に、女1男2、女2男2のふたカタマリが楽しげに談笑しており、本テーブルは3カタマリ、合計11人が他のテーブル同様、和やかな同窓会光景を写しだしていた。
ではあるのだが…❕
実際はノブオと4人の女性は、いわば、”特殊な空間”をたち上げていたのだ。
イメージとしては、AVのシュチエーションでよくある、満員の電車・バスでの痴漢シーンの空間設定が酷似していた。
いやらしい痴態を繰り広げる当事者の男女だけの”その世界”…。
周囲の乗客は、彼&彼女らがほとんをがくっつけあってるのにもかかわらず、全く気付く様子がなく、その当事者の世界から剥離されていると…。
んで…、物理的な論証は到底ムリであったが、ノブオと4人のイチャイチャは現象的に、その状況を生じさせていたのである~~。
この現象の意味するもの、そしてその顛末とは…???。
それは一体…❓
***
「やっぱ、ズボンのポケットじゃあ、ダメか。なら、チャックから失礼するわよ、中原くん」
「…」
竹を割った性格の古澤ユカは、滑舌よく単刀直入でノブオにそう宣言すると、あっという間に長い手を正面突入させた。
”おいおい…❣”
ノブオは少年のような純情さをフラッシュバックさせ、しきりに恥ずかしがっていた💦
当のユカは有無を言わせずパンツをさっさと通過して…???
ノブオは思わず腰を引いてなんとも表情となって…。
「あら、古澤さん、そっちから?」
「そう。中原君、喜んでるし(笑)」
まさにノブオは嬉しかった(^^♪
***
「康子ちゃんは?」
「うん。中原くんにくっついて気分いいわ。懐かしい…💖」
このテーブルの”特別空間”は酒池肉林さながらの濃艶ステージ❓…、であった。
「この余ってる手で私のカラダも触ってよ」
更に長身で体育会系のユカがノブオの右腕を掴んで強引に…??だった。
しかし、このみだらに欲情する彼&彼女らを”完全無視?”であった。
80人を超える同窓会会場の隅々では、にこやかに談笑に花を咲かせ、いよいよ、縁も玉たけなわを迎えていたのに…。
***
「あら、やだ。もうお開きなの?」(史子)
「じゃあ、この続きはこの後、”例の場所で。”みんなでね…」(ユカ)
「うん。中原くん、それじゃあ、後でね」(康子)
3人はそれぞれ、ノブオに手を振りながら、最初に着いたテーブルへ戻って行った。
ここでノブオは再びトリップする…。
「中原くん、それなら、私のことも忘れてないでしょうね?」
ちょっと意地悪っぽい笑みを浮かべ、次に声をかけてきたのは、右隣の佐々木康子だった。
この彼女とも小1の時同じクラスだった幼馴染で、もうお人形さんみたいな近所でも評判のカワユイ子だったようだ。
”いやー、でも、この康子ちゃとオレ…、小1でフルヌード見せ合ってんだよな~~💧。あの頃はまだ、銭湯では母親に連れられて時たま女湯入っていたんで…。当然、お互い真正面で素っ裸さらし合っちゃって…。かわいいヌードだなあって…、幼心にそうつぶやいてたもんだ。でも康子ちゃんは、開けっぴろげな子だったわ。翌日学校で会っても、屈託のない顔で…、「昨日、私…、お風呂で同級生の男子にハダカ見られちゃった~」だって…”
みそっ歯を見せて、ちょっぴりはにかんだ顔は、彼にとって永久保存版のキューティーショットだったに違いない。
”…って訳で、康子ちゃんには、死ぬまで無垢なその表情、たのむぞーって、この年までエールを送り続けた存在だったな”
夢心地…。
この日…、ノブオが自ら定めた残されたわずかな時間は、絶望の清算のみに埋まるずだった。
なのに…、まさに特別な女性たちからのミラクルなドミノアプローチなのだから、まさにノブオの心は踊っていた。
だが、これはほんの”前段”に過ぎなかった⁉️
***
”なんだー❓彼女…、気が付くとオレに体寄せてんじゃん。小柄な康子ちゃんの豊満な左胸の横あたりが接触してるって…”
いや…、タッチして来てるの彼女だけではなかった。
右隣の長身・古澤ユカは、横からニヤニヤしながら右手をノブオのズボンに潜りこませている。
”一体どうなってるんだ…❓これは夢か❓オレは首つりを控え、頭がトリップしてるのか…”
***
「あれ?ちょっとヘンになってきてる…。ああ、進藤さんも触ってみなよ」
「えー、そう…?じゃあ…」
今度は古澤ユカの左隣に立っていた進藤史子が、グラスを手に持ったままノブオの後ろにくっついた。
そして、もう一方の右手でノブオの下半身をすくい上げるように優しくタッチしてきた。
一方、右から身をもたれるように接していた佐々木康子は、更に密着してやや背伸びしながら、むっちりした左胸をノブオの右ひじに擦りつけているではないか…。
”ハーレム”
この言葉が中原ノブオの酒に浸った頭をよぎった。
更にその彼の視界には、さっきからもう一人だった。
康子から少し距離を置き、微笑交じりの目でどこか見守るようにこっちを見つめていた小柄で華奢な女性。
それは水原ユキノだった…。
***
そう…、彼のマイ殿堂入り同級生女子4人が勢揃いし、明日、享年58歳で死にゆく予定の哀れな男に、特上のてなし真っ最中…。
これが、まさにノブオのリアルな状況だったのだ。
それは不思議は空間形成だった。
ノブオの付いた円形テーブルは、彼と4人の熟ギャルの他に、女1男2、女2男2のふたカタマリが楽しげに談笑しており、本テーブルは3カタマリ、合計11人が他のテーブル同様、和やかな同窓会光景を写しだしていた。
ではあるのだが…❕
実際はノブオと4人の女性は、いわば、”特殊な空間”をたち上げていたのだ。
イメージとしては、AVのシュチエーションでよくある、満員の電車・バスでの痴漢シーンの空間設定が酷似していた。
いやらしい痴態を繰り広げる当事者の男女だけの”その世界”…。
周囲の乗客は、彼&彼女らがほとんをがくっつけあってるのにもかかわらず、全く気付く様子がなく、その当事者の世界から剥離されていると…。
んで…、物理的な論証は到底ムリであったが、ノブオと4人のイチャイチャは現象的に、その状況を生じさせていたのである~~。
この現象の意味するもの、そしてその顛末とは…???。
それは一体…❓
***
「やっぱ、ズボンのポケットじゃあ、ダメか。なら、チャックから失礼するわよ、中原くん」
「…」
竹を割った性格の古澤ユカは、滑舌よく単刀直入でノブオにそう宣言すると、あっという間に長い手を正面突入させた。
”おいおい…❣”
ノブオは少年のような純情さをフラッシュバックさせ、しきりに恥ずかしがっていた💦
当のユカは有無を言わせずパンツをさっさと通過して…???
ノブオは思わず腰を引いてなんとも表情となって…。
「あら、古澤さん、そっちから?」
「そう。中原君、喜んでるし(笑)」
まさにノブオは嬉しかった(^^♪
***
「康子ちゃんは?」
「うん。中原くんにくっついて気分いいわ。懐かしい…💖」
このテーブルの”特別空間”は酒池肉林さながらの濃艶ステージ❓…、であった。
「この余ってる手で私のカラダも触ってよ」
更に長身で体育会系のユカがノブオの右腕を掴んで強引に…??だった。
しかし、このみだらに欲情する彼&彼女らを”完全無視?”であった。
80人を超える同窓会会場の隅々では、にこやかに談笑に花を咲かせ、いよいよ、縁も玉たけなわを迎えていたのに…。
***
「あら、やだ。もうお開きなの?」(史子)
「じゃあ、この続きはこの後、”例の場所で。”みんなでね…」(ユカ)
「うん。中原くん、それじゃあ、後でね」(康子)
3人はそれぞれ、ノブオに手を振りながら、最初に着いたテーブルへ戻って行った。
ここでノブオは再びトリップする…。