紺くんはわたしの世界一好きな人。
本当の夢。
*
「え!? 普通科に転科!?」
高校3年の4月20日。わたしと紺くんは学園長室に呼び出された。
学園長は七海夫婦、つまり2人いるんだけど今日は女の学園長だけ。
それはいいんだけど…。
「こんな夜に呼び出してごめんなさいね」
「デステニーがあなた達を本物の恋人ではないと判断したの」
女の七海学園長が真剣な表情で言う。
デステニーが世界一正確なマッチングシステムだって分かってる。
でも…。
「嘘ですよね!?」
女の七海学園長が額に右手を当てため息をつく。
「私だって信じられないわ。でもねデステニーの判断は絶対なの」
「だから倉下さん分かってちょうだい」
そんなっ…………。
わたしの両目から光が消える。
「え!? 普通科に転科!?」
高校3年の4月20日。わたしと紺くんは学園長室に呼び出された。
学園長は七海夫婦、つまり2人いるんだけど今日は女の学園長だけ。
それはいいんだけど…。
「こんな夜に呼び出してごめんなさいね」
「デステニーがあなた達を本物の恋人ではないと判断したの」
女の七海学園長が真剣な表情で言う。
デステニーが世界一正確なマッチングシステムだって分かってる。
でも…。
「嘘ですよね!?」
女の七海学園長が額に右手を当てため息をつく。
「私だって信じられないわ。でもねデステニーの判断は絶対なの」
「だから倉下さん分かってちょうだい」
そんなっ…………。
わたしの両目から光が消える。
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