紺くんはわたしの世界一好きな人。
大好きです。
*
放課後。わたしと紺くんは207号室の部屋に向かって歩いていた。
屋上の時から今も気まずい。
紺くんあれから一言も話してくれないし。
あんな我儘言わなければ良かった。
もう金の夫婦の卵目指してた頃には2度と戻れないのに。
……あれ?
星出さん、虹叶くん、めーさん、伸太郎くん、あゆちゃん、梶くんがクラッカーを持って207号室の部屋の前になぜか集まっていた。
「あ~、帰ってきたぁ」
髪をおだんご2つに結んだあゆちゃんがにこにこ顔で言う。
「せーのっ」
梶くんが掛け声をかけると、
「初、お誕生日、おめでとー!」
全員が揃って言い、
パンパンパァン!
クラッカーが飛び交う。
な、何事!?!?
てか今日、わたしの誕生日!?
いつものわたしなら絶対忘れないのに、
いっぱいいっぱいで忘れてた…。
ピンポンパーン♪
『鮫上・倉下ペア、至急学園長室に来て下さい』
え、よ、呼び出し!?
紺くんはにこっと笑う。
「至急だって。初、行こ」
放課後。わたしと紺くんは207号室の部屋に向かって歩いていた。
屋上の時から今も気まずい。
紺くんあれから一言も話してくれないし。
あんな我儘言わなければ良かった。
もう金の夫婦の卵目指してた頃には2度と戻れないのに。
……あれ?
星出さん、虹叶くん、めーさん、伸太郎くん、あゆちゃん、梶くんがクラッカーを持って207号室の部屋の前になぜか集まっていた。
「あ~、帰ってきたぁ」
髪をおだんご2つに結んだあゆちゃんがにこにこ顔で言う。
「せーのっ」
梶くんが掛け声をかけると、
「初、お誕生日、おめでとー!」
全員が揃って言い、
パンパンパァン!
クラッカーが飛び交う。
な、何事!?!?
てか今日、わたしの誕生日!?
いつものわたしなら絶対忘れないのに、
いっぱいいっぱいで忘れてた…。
ピンポンパーン♪
『鮫上・倉下ペア、至急学園長室に来て下さい』
え、よ、呼び出し!?
紺くんはにこっと笑う。
「至急だって。初、行こ」