紺くんはわたしの世界一好きな人。

「うん、戸亀 (とがめ)達にも頼んでおいた」
(うい)が泣き付いたらよろしくって」

 えぇ!?
 羽生(わう)ちゃん達にも!?!?
 あ、だから羽生(わう)ちゃん心配して来てくれたんだ…。

(うい)、両親の事故のこともあって誕生日よく思ってないでしょ」
「だから俺や星出(ほしで)達との思い出で楽しい思い出に変わったらいいなって」
「ま、まぁ、俺も(うい)と普通の青春してみたかったのもあるし」
 (こん)くんは恥じらいながら言う。

 わたしは(こん)くんに抱きついた。


(こん)くん、ありがとうございます」
「大好きです」


「はいはい」

 号泣して泣き止むと(こん)くんはわたしを放す。

「じゃあ俺寝るから」

「え」

 (こん)くん、ベットで寝ちゃった……。
 ほんとう、マイペースすぎです!!

 わたしもベットに横になる。
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