秘密恋愛短編集
だけどこの前より少し凝って、サラダも作った。


聡に食べてもらうと思うと、つい力が入ってしまう。


「もう少しでできるから、顔洗ってきて」


恥ずかしくてつい突っぱねるような言い方になってしまった。


「そうする」


しかし聡は特に気にした様子もなく、あくびをしながら洗面所へと向かったのだった。
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