秘密恋愛短編集
《聡:ハンバーグ》


その内容を見て思わず吹き出してしまいそうになる。


視線を向けると聡がこちらへ向けて軽く手を振ってきた。


私は慌てて視線をそらす。


まさか自分と同じ献立を考えているなんて思っていなくて、うれしさがこみ上げてくる。


私と聡って、以外と似ているのかも?


「理恵ったらニヤニヤしてどうしたの?」


京香が不思議そうな顔で訪ねて来るので私な「なんでもない」と、ニヤケ顔のままで答えたのだった。
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