私の人生を変えてくれた人

「はい
 まぁ予想はしてました
 結構険しい顔で見てたので見えないんだなとは思ったんですけど、本人が大丈夫だと言うのでとりあえず離れて教室をまた周りはじめました」

「………」

「それで10分後位かな?
 また、岩本の様子を見てみたらだいぶ疲れきった顔してました
 もう書く気力もないのかシャーペンも机においてぐったりしてました…」

「っ……」

「これ以上はまずいと思って切り上げたんですけど、遅かったですね…
 だいぶ無理させちゃったと思います…
 すいません…」

「関口先生のせいじゃないですから気にしないでください!」
< 117 / 327 >

この作品をシェア

pagetop