私の人生を変えてくれた人

「それにすごいリアルだったから…
 ここが現実なんだって思ちゃったんです…
 夢なのに…」

「うん」

「また、何も言えないまま感情を抑えることをしてました
 そして、また感情を捨てようとしたんです…
 怖いし、辛かったから…」

「うん」

「でも、捨てようとしたらどこからか声が聞こえたんです
 今思うと関口先生の声だったんですけど…」

「うん」

「最初は何も反応しなかったんです
 どうせあの人たちと同じだって思って…
 痛いことしかされないって思って…」

「うん」
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