私の人生を変えてくれた人

「そっか
 戻ってきてくれてありがとう」

「先生のおかげです
 声がなかったらあのまま夢の中にいたと思います…」

「私も怖かった
 なかなか起きてくれないから…」

「すいません…」

「気にしないで!
 それで4時間目の時も同じ夢を見たってことかな…?」

「はい…
 夢から起きたはずなのに夢の中と同じ声がして…」

「うん」

「もう、どっちが夢でどっちが現実なのか分からなくなりました…
 もう嫌だって思ってた時に下山先生の声が聞こえて…」
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