私の人生を変えてくれた人
「はい
それで過呼吸が治まった頃に聞いてみたんです
何があったのか
思い出したくないだろうし聞くのは可哀想かなとも思ったんですけど…時間たてばその分思い出すのも辛くなると思ったので聞いちゃいました」
「そうでしたか…」
「そして彼女はゆっくり話し始めました
彼女が見た夢は入院している時の…検査の時の夢だったそうです
どんなに痛くても辛くても誰にも言えなかったそうです
迷惑をかけたくないから…」
「そんな…」
「だから彼女は怖かったけど我慢してたそうです
でもそのうち誰も信用しなくなって…全ての人が敵に見えたそうです…」
「………」