私の人生を変えてくれた人
俺は岩本の手を握りながら話し始めた
「昨日の放課後、関口先生から岩本が話したこと聞いたよ
聞いてて俺も辛くなった
岩本はこんな辛いことを今まで一人で抱えていたんだって思うとすごい申し訳なかった
なんでもっと早く気づいてあげられなかったんだろうって…」
「先生は悪くない…
私は誰にも知られたくなかったから隠してた…
だから先生は悪くないよ…?」
「ありがとな…
岩本は今までよく頑張ってきたな…
さっき眠りに入ったのも自分を守るためなんだろ…?」
「まぁそうですね…
寝てれば辛いとは思わなかったので…
気づいたら辛くなったら眠りに入るようになってました
自分が意識しなくても勝手に寝るようになっちゃって…
さっきはすいません…」