私の人生を変えてくれた人

テクテクテク
先生は私のペースに合わせてゆっくり歩いてくれた




少し歩くと人通りが少なくなってきた

「この辺なら大丈夫かな
 えーと、何で気づいたのかだっけ?」

私はうなずいた

「だよな
 それは教室出て階段降りた辺りから後ろに気配が感じなくて、人が多いからかな?って思ったけど逃げられてたら困るから一応確認しようかなって思って
 それで振り返ったらちょっと離れたところを必死に歩いてたから…」

なるほど…それでか…
頑張って歩いてたのに…
気づかれたくなかったな…

「無理するなって言ってたのに俺が無理させたな…
 ホント悪かった」

「全然大丈夫です!」

先生を安心させるためにも少しだけニコッと笑っておいた
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