fantasista 3 ー永遠にー
「みどり……」
愛しいみどりを呼び、布団をそっと開けた。
その瞬間……
「ぎゃあああああ!!」
俺は悲鳴を上げて飛び退いていた。
だって……
だって、俺たちのダブルベッドで眠っているのはみどりではなかったから。
昨日会ったばかりの高校時代のマネージャー、林だったから。
林はうーんとうなり、少し目を開ける。
そして俺を見て、
「きゃあああああああ!!」
思いっきり悲鳴を上げた。