fantasista 3 ー永遠にー





「違うんだ!!」


必死に否定する俺に、みどりは叫んだ。


「はやく服着てよ!!」


それで俺、ようやく気付いた。

俺は全裸で林の前に突っ立っているんだ。最悪だ。



俺は震えながらタオルで前を隠し、急いで洗面室に戻る。

鏡に映る俺は、真っ赤で泣きそうな顔でこっちを見ている。

みどりは凪に取られていなかったけど、俺、何やっているんだろう。


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