fantasista 3 ー永遠にー







そうしているうちに、とうとう柊が帰ってきた。

なんだか疲れた顔をしているが、新幹線の中で寝てきたらしい、比較的元気だ。

そんな柊が沙知を見て、


「うわっ、いるのか」


なんて言う。

相変わらず失礼な奴だ。


「マッサージして欲しかったのに」


「あとでしてあげるよ」


あたしはそう告げながらもドキドキする。

柊、きっとお父さんになるんだよ。

こんなに大好きな柊との子供が生まれるなんて、とても幸せだ。



< 165 / 469 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop