fantasista 3 ー永遠にー
それから……
琥太郎君からもらったプレゼントを柊と開けた。
一箱目は最低だった。
避妊具と俗に言う大人の玩具なんてものが入っていた。
しかも、いかにも琥太郎君らしい派手派手なものだ。
玩具は暗闇で七色に光るらしい。
あたしがオトコオンナだから、下ネタもいけると思っているのかもしれない。
「いらねーよ、こんなモン」
柊は箱を投げ飛ばす。
「あいつ喧嘩売ってんのか。
みどりは俺じゃ満足出来ないこと、知ってんのか」
荒ぶる柊に、
「落ち着いて落ち着いて」
と言うことしか出来なかった。
それに、俺じゃ満足出来ないという部分も意味不明だ。