fantasista 3 ー永遠にー
「柊さんが山形先輩に酷い仕打ちをしていないかと不安でしたが、安心しました」
そう言って、凪君は楽しそうに笑う。
「山形先輩も大事な人ですが、柊さんも大事です」
凪君、ありがとう。
あたしのことを好きになってくれて、そして、柊のことを分かってくれて。
あたしにとっても凪君は大切な人だよ。
そして柊、凪君にあたしを助けてくれてありがとう。
今日は一人で寂しい思いをせずに済みそうだ。