fantasista 3 ー永遠にー
喜び溢れる日本代表。
柊はコートを走り回り、チームメイトと抱き合ったりする。
そして……ピッチに膝をつき、緑色の芝生に唇を寄せる。
「ちょっと!
あいつ何やってるの!?」
そんなところで変なポーズ取らないでよ!と焦るあたし。
だけど樹君が笑いながら教えてくれた。
「柊、ゴールパフォーマンスをずっと考えていて。
あれ、みどりちゃんにキスしてるらしいよ」
「な、なに!?変態!?」
あたしはパニックを起こしながらも嬉しかった。
柊はいつでも、あたしのことを思ってくれているのだと思って。
例え海外に行っても、ずっとあたしを気にしてくれているんだと思って。