fantasista 3 ー永遠にー
ボールが敵に渡ると、積極的にプレスをかける。
あんな勢いで突っ込まれると、敵も嫌だし怖いだろう。
まさに捨て身のプレスからボールを奪い……
迫り来るディフェンスを軽々交わす。
そして一瞬の隙を見て、再度左足でシュートを放った。
ボールはゴール斜め上目がけて矢のように宙を飛び……
キーパーの手の間をすり抜けて、ゴールのネットを揺らした。
毎度のことながら、華麗な一点だった。
見事なシュートに見惚れ、胸がドキドキ言う。
そして、顔がにやけてくる。