fantasista 3 ー永遠にー
柊とはずっと友達みたいな関係だったから、あたしからデレデレするのは恥ずかしい。
それに、甘えてしまうと離れられなくなりそうだった。
だからこんな関係がちょうどいいのだろう。
あたしはいつもそう思っているのに……
「分かった。ちゃんと頼む」
柊はそう言い、ベッドに座り直す。
その綺麗な顔で、そのまっすぐな瞳で見られると、胸が激しく音を立てる。
柊が好きだと心が悲鳴を上げる。