fantasista 3 ー永遠にー
AT.2
ー柊ー
「柊さん、結婚したの!?」
ロッカールームで、今月からアスールに移籍した飯田凪が俺に聞く。
「お、おぉ……」
なんて言いながら、凪は移籍したばかりで知らないことを思い出した。
「ねーねー。
相手ってもしかして山形先輩……?のはずないよね」
「あー……まぁ……」
俺は頭を掻きながら当時のことを思い出した。