fantasista 3 ー永遠にー
「あんた、やっぱりジャージが似合うわ」
なんて酷いことを言うのに、柊は
「だろ?」
納得してしまう。
「オトコオンナの夫には、ジャージ」
あー……
もしかして服も、あたしに合わせてくれているのか。
「あたしがお洒落じゃないから……」
呟きながら、胸がずきんとした。
だけど柊はゆっくりとこっちを見る。
また悪い顔をしているのかと思ったが……なんだか紅い顔をしていた。
その顔を見ると、胸がきゅんと甘く鳴る。