fantasista 3 ー永遠にー
そんな話をしているうちに、飛行機は着陸する。
柊はあたしの手をぎゅっと握るが、愛しさから握っているわけではなさそうだ。
そして無事着陸すると、急にハイテンションになる。
「着いた!!
すげー青い海だな!南国だなー!!」
「あたし、さっきから言ってるでしょ?」
なんて言いながらも笑ってしまう。
今日から一週間、ずっと柊といられる。
大好きな柊を独り占めだ。
そしてここは海外。
柊を知る人もいないから、人の目を気にせずに柊とイチャイチャ出来ると思うとにやけてしまう。
あたしは本当に、柊が大好きだ。