fantasista 3 ー永遠にー



柊がいかにもしたそうだったから、慌てて部屋を出た。

そして、気を取り直して言う。


「ビーチに行ってみよっ!」



そして水着に着替えたあたしを見て……柊はもう駄目だった。



「お前……なんでそんな水着着るんだよ……」


真っ赤な顔で吐き出す。




柊は何を言っているのだろう。

あたしはもちろん自分の体に自信がないから、露出の多い水着なんて着ていない。

胸下までの長めの上部と、スカートみたいになっている下部に別れた控えめな水着だ。

派手な水着なんて着ると、また柊が色々言うことは分かっていた。

だからこれを選んだのに……


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