fantasista 3 ー永遠にー
「誘ってるのか!?」
柊は言う。
もちろん、誘っているはずもない。
だからあたしは苦し紛れに答えた。
「ほら!これならペチャパイも太ももも見えないでしょ?」
「見えるだろ!」
そう言って、あたしに歩み寄る。
「すげームカつく。
みどりは俺のものなのに、こんなにもみどりの体を見られるなんて」
「うん?頭狂っちゃった?」
あたしは必死に抵抗する。
このままの勢いだと、あたしはきっとベッドに押し倒されるだろう。
でも、そんな時間はたくさんある。
せっかく新婚旅行に来たのだから、甘い時間はあとからでいい。